サーキットで何をしているの?
この二日間、私はサーキットで一体何をしているのでしょうか?
ライダーと話をして、ダイアルをいじってセッティンに勤しんでいる。と思われるかもしれませんが内情は全く違います。
実はコース脇で一日中走行を長め、その走りを他クラスと比較し、ラインどりやセッティングを見直します。そこでライダーと話をして、方向性を決定しメカニックの方に変更点を相談し、具体的な数値は現場の方に任せます。
今日はGP2で走る名越哲平選手がいたので、鈴鹿の走り方を教えてもらい、それを自分が担当するライダーへ伝えました。その走りを実現するためのセッティングも同時に考えます。
セッティングとはライディングやコースと一体なので、総合的に考える必要があります。
名越選手は鈴鹿8耐で1000ccに乗った経験が、600ccの走りにかなり良い影響を及ぼしたようで、それを私の担当ライダーにも伝え、同様の価値観を持ってもらいたと思いました。
この件は以前、56レーシングのCBR250Rで櫻井芽依さんと耐久レースのパートナーを努めた片山ちさと選手にも伝えました。
彼女は前回のオートポリスはかなり悔しい思いをしたようですが、今回の鈴鹿は好成績を期待できそうです。