スプリング交換から始める
セッティング変更で預かっているDucatiのMonster696の話題です。
姿勢を作るのはバネと自由長
ショック、ダンパー、サスペンション。呼び名はなんでも良いのですが、これらは結局何を司っているのか?私の観点では「姿勢」です。バネが動的な姿勢変化を調整・制御し、ショックの取り付け(例えばフロントフォークの突き出しやリアショックの長さ)を変える事で静的な変化を決められます。
静的姿勢はそれを受け持つ取り付けで変えなければならないし、動的姿勢はバネ系(ダンパーも二次的に用います)が作らなければなりません。それらは互換性を基本的に持たないですから、それぞれの持ち場を担当し、バネはバネ、取り付けは取り付けと言った具合に別物として考えます。
それらの役割分担が理解できると、役割を逆転させる外連を思いつくのですが、それはやはりその場しのぎで限定的な使い方に限られます。ですから車全体の質を向上させるためには、先ず適当なバネ定数が必要となる訳です。
と言う事でこの車両も完成したら試乗とその印象を動画とブログに綴るつもりなので、興味ある方はぜひご覧ください。