7月中に

 以前に造ると公表したCBR250R用、自社製ダンパーを今月中に形にします。初期型はFGなどの部品を使いますが、数年で基幹部品の国内生産を目指します。

 それに付随して、現在テストライダーの選考を社内で議題にあげています。レーシングライダーと違い、造り手側が欲する情報を的確に発信できる、有能な人間を考えています。レースと違い、速く走ることに特化するのではなく、速く走れた上で更にもう一つ能力を要求されるので、ライダーには付加の多い仕事です。ですが、レースでは行えない実験的な事まで手を出せるのは、ラップタイムを追いかけないテストだからこそ、可能な仕事だと思います。

 現在までに、最重要部品の一体型シリンダーヘッドを二個製作し、一台分の部品はほぼ揃った状態です。当社のような零細企業には大きな負担ですが、大手メーカーでは手の出せないような、少量生産にだけ可能となる個体へのマッチングを具現化します。

 計画が具体化しましたら、おって報告いたします。

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