同じ定数で長さ違いのばね。

 ばねの形状には多種多様なものがありますが、どれが優れていると言うことはありません。

 巻き数が増えても線径が細ければ、単に重くなるとは言い切れませんし、長くても巻き数が少なければ軽くなります。

 重要なのは、求める性能に合致しているのか、その際考えるのは固有振動数です。そこを決めた上で、重量や巻き数、外径、内径の制約を考慮します。

 「重いばねは駄目だ」と言う人が居る一方で、「巻き数が多く線径を太くした重いばねがよい」と仰る方も居ます。要するに要求性能を理解していれば、何が正解かは判断できますし、どちらかが正解なのではなく、一長一短があると言う事です。

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