車体姿勢を探る
先週末に掛かりっきりとなったNSF250Rですが、到着した時点で前後重量配分を測定しました。
細かい数字は公開しませんが、カタログ値から少々重い程度の重量で、静止荷重はフロントがやや大きめでした。スタンダードの状態を知り、これを変更して詰めていきます。
次回の走行までにリンクのレバー比を測定し、セットアップに活かします。レバー比など知らなくてもライダーの望む車体は作れるのですが、これを知っていれば問題が起きた時も原因の特定が可能となり、ライダーの意向に沿い解決できるのか、できないのか、それを伝える事が出来ます。そうなれば、「こっちで何とかする」か「ライダーが頑張って」などの判断が容易です。
標準状態のダンパー設定は伸びがかなり強いので、ダイアルで2~3段抜くと軽やかになり自然な感じがします。実際の走行と経験者との話し合いでも、標準が過減衰なのは間違いなさそうです。
HRCにNSF250Rチャレンジの規則を確認したのですが、前後のオーバーホールは可能で、ネジのカシメを削る行為も問題にしなくて良いそうです。NSF100のように「ワッシャー一枚純正」ではなく、基幹部品や性能の根幹に関る変更を行わなければ、ある程度は柔軟に対処してくれるそうです。
安心しました。