筑波選手権と56Racing 最高の週末
筑波選手権が終わりました。
金曜日の走行で56号車は大まかなセットを出していたので、心配はしていませんでした。結果よりも内容に重きを置く育成チームなので、今勝てるセットよりも将来勝てるセットにして、そのかなで最大限ライダーの要望を取り入れるのが、56Racingの方法論です。それが一気に車の容量を追い越し、第二段階に入ってきました。第三段階までは用意してあります。第四段階はライダーと共に作り上げるところなので、早くそこまで到達してもらって、もっと深い悩みを得ると共に大きな喜びを得たいと思っています。
62号車は金曜日は車の印象が悪く、土曜日の車検前に車体を見直し、やっと予選から好印象を持ってもらえました。3年目なのでベースセットはありますし、バリエーションも多く揃えているので、悩むポイントはありませんが、ライダーにどうすれば気持ち良く走ってもらえるのかが重要だと考え、終始心を砕きました。
結果は56号車2位は望外の結果で、出来過ぎな部分もありますが、運ではなく実力だと感じました。しっかりレースと自分を制御、抑制し1位も狙っていたようですし、あと少しの経験があればそれも可能でしょう。
62号車はトップグループで常に順位をいれかえ、優勝も狙えるポジションでレースを戦い続け、見事なレースを見せてくれました。去年までは2位集団の上のほうでしたが、今年は練習の時から意欲的で、筑波TTでその片鱗を見せてくれましたが、鈴鹿で確信を得て、この筑波選手権で完全に覚醒したと思います。
チーム立ち上げの初年度は、中盤から少しづつ係わらせてもらい、2年目以降はどっぷりと浸っているこのチームですが、二台体制になった時から願いであった「チーム員同士でのトップグループ争い」がとうとう実現しました。結果以上にそれが見ていても嬉しく、楽しく、本当に幸せな時間を過ごせました。
今後も課題は山盛りですし、難しい状況も現れるはずですが、グラチャン優勝を目指し精一杯サポートしていきます。