S1000Rのローダウン 19万円でシート高30mm下げで”800mm”へ

BMW S1000R(2025)|LTD.S2.2 ローダウン開発レポート

―― “費用対効果”を最優先に、約−30mmを達成

要点(30秒)

  • 開発着手:S1000R(2025)で LTD.S2.2 を試作・実測。
  • 下げ幅:空車1Gで 830 → 800mm(−30mm) を確認。173cm/65kgの乗車1Gで**+10mm以上沈下**。
  • スタンド:そのまま運用も可。より大きな傾き角が欲しければカット対応
  • 電制:組付け後 エラーなし(最終はディーラーで確認予定)。
  • 価格:車両預かり/ショック単体の3メニューを用意(下段参照)。


背景|LTDは“コストの中で最大効果”を狙う流派

LGNが最大下げ幅&フルカスタムの最上位仕様なのに対し、LTDは予算の制約を踏まえた実用解
S1000R向け LTD.S2.2 は、

  • 前後スプリング交換(=「2.2」)+前後姿勢の最適化、
  • 短時間で組付け可能な手法・部材を選定、
    を柱に、費用対効果と走りの質のバランスを取りにいきます。

2025年型で採寸・試作。2021年以降と大差なし(数mmの違いは個体差も含め継続検証)。


施工メニュー(今回のプロト仕様)

  • フロント:スプリング選定/油面・減衰の再配分/突き出し最適化
  • リア:スプリング選定/プリロード再設定/**車高(姿勢)**合わせ
  • ジオメトリ:日常〜ワインディング中心の「フラット・ニュートラル」基準
  • 電子制御(DDC/ESA系):施工後チェック/キャリブ準備・配線応力点検

実測/足つき(開発車)

  • シート高(空車1G)830 → 800mm(−30mm) ノーマル状態、ローダウン後共に実測済み
  • 乗車1G(173cm / 65kg)+10mm以上の沈み込み
  • 体感:停車時の安心感が増し、段差の角が和らぐ。ピッチの収束が整い切り返しが素直に。

測定条件:空車1G/燃料3L/タイヤ F/R 指定空気圧/プリロード=最弱
※個体・装備・タイヤで数mmの差が出ます。


サイドスタンド運用

  • 掲載写真のとおり、無加工運用も可能な傾き角を確保。
  • ただし「しっかり角度が欲しい」方は ご要望に応じてカットします(実測後に量を決定)。


電子制御・法規チェック

  • 電制:組付け後のテストでエラー表示なし最終はディーラー計器で確認予定。
  • 法規最低地上高/干渉/灯火高さを現車で確認のうえお渡しします。

価格(開発版メニュー)

  1. 車両預かり|スタンド加工あり¥187,660 (脱着工賃込)
  2. ショック単体|スタンド加工なし¥108,790返送料込
  3. ショック単体|スタンド加工あり¥148,390返送料込

※仕様・状態により微調整あり。正式見積で確定します。
2021年型以降同価格帯で対応可能。


納期(目安)

  • 車両預かり:1〜2週間(予約状況により前後)
  • ショック単体:到着後 約1週間
    ※部品在庫や配送状況で変動します。


よくある質問(抜粋)

Q. どれくらい下がりますか?
A. 空車1Gで約−30mmを想定(本開発車で実測)。乗車時は体格で変動します。

Q. スタンド加工は必須ですか?
A. 原則不要で運用可能です。より大きな傾斜角を求める場合はカットをご提案します。

Q. 電子制御は大丈夫?
A. 開発車はエラーなし。量産運用前にディーラー確認を経てフィードバック反映します。


CTA|ご相談・業販歓迎

  • S1000R(2021〜)は同価格帯で対応可。
  • 他車種の開発・業販もお気軽にご相談ください。
  • 身長・体重・主用途」をお送りいただければ、推奨仕様/概算/最短納期をご返信します。

TEL:090-3316-5306 LINE:@llv7594i
フォームhttps://sgfacendo.com/contact

※メーカー保証の扱いは販売店・ディーラー判断のため、事前確認を推奨します。
※記載の数値・価格は現時点の実測/開発版目安です。改良に伴い更新されます。

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