TZR250RS 3XVのスポーツローダウン”LGN.S”を紹介します。

【イントロ】2ストレプリカを街乗り向けに変える“新たな選択肢”

「昔ながらの2ストロークが好きだけど、街乗りにはちょっと厳しい…」――そう感じるライダーは少なくありません。今回ご紹介するのは、YAMAHAのTZR250RSに、弊社独自のローダウン技術LGN.Sを導入して「足つき」と「走り」の両立を図った事例です。
作業費用は合計で約28万円。純レーサーレプリカ寄りのポジションをある程度キープしつつ、街乗りを快適にするサスカスタムとして、多くのオーナー様から高評価をいただいています。この記事では、具体的なお客様の声やカスタム内容を詳しく解説します。


【課題・データ提示】“レーサーレプリカ”ならではの悩み

街乗りに辛いポジションとシート高

TZR250RSはレーサーレプリカ色の強い2ストスポーツバイクです。もともとサーキット走行を想定した車体設計のため、

  • シート高が若干高めで足つきが悪い(古い2stなので極悪とまではいいませんが)

  • 前傾姿勢が強く手や腰への負担が大きい(これは慣れないときついですね)
    といった悩みがあり、街乗りには不向きと思われがちです。

足つきの悪さが与える影響

信号待ちや低速での取り回し時、「つま先立ち」になりやすいと転倒リスクが上がります。さらに、ちょっとした調整(スマホ確認やメガネの位置直し)をする時にも余裕がなく、精神的疲労を感じるライダーも多いのが現状です。そこで、ローダウンによる足つき改善と、サスペンションのカスタムをセットにした「走りのローダウン」が注目されています。


【解決策・専門知見の提供】LGN.Sによる“走りを損なわないローダウン”

弊社では、**LGN.S(Lowdown Generazione Nuova Sport)**という独自メソッドを用い、足つき性とハンドリング向上を同時に叶えるサスペンションカスタムを行っています。従来のローダウンは「ただ車高を下げる」だけで、走行性能に悪影響を及ぼすこともありましたが、LGN.Sでは以下の点を重視しました。

  1. フロントフォークのスプリングレート最適化

    • 強すぎず弱すぎないレートを選定し、ブレーキング時の沈み込み~伸びるスピードをコントロール。

    • 「前は速すぎた」というフォークの動きを自然に抑え、赤信号での停止時も安定感を高める。

  2. リアショックの沈み込み&リバウンド調整

    • ローダウンに合わせてバネレートを再設計し、車体の前後バランスを最適化。

    • 実際に「シフトチェンジ時の揺れや反動が減った」という声が挙がっています。

  3. 乗り心地向上とハンドリングの両立

    • 路面の亀裂を乗り越える際の衝撃を和らげ、腰や背中への負担を軽減。

    • 目線と重心が下がり、マツダ・ロードスターのような安定感を得られたという意見も。

料金について

一連の作業費は約28万円(車両状態により多少変動)。フロント・リアそれぞれを分解・組付けし、必要部品交換・セッティングを行う費用が含まれています。


【お客様の評価】実際のインプレッション

以下は今回のTZR250RSオーナー様から頂戴した感想です。小雨の中、重い荷物を背負っての試走にもかかわらず、好印象を持っていただけたようです。

  1. 信号待ちのラクさ

    • 以前は余裕がなく、メガネのずれを直すなどできなかった。ローダウン後は両足の接地性が向上し、安全・快適とのこと。

  2. シフト時の揺れが激減

    • 車体が大きく揺れないため、腰への反動が少なく、長距離でも疲れにくい。

  3. ブレーキ~停止までのフォーク動作が適度

    • 前はフォークのストロークが速すぎて不安定だったが、今は沈み込む速度がちょうど良く「安心感が高い」。

  4. 目線と重心の低さによる安定感

    • 「マツダのロードスターを思い出すぐらいの低重心フィーリング」とのコメント。

    • 小さなバンク角でも曲がりやすく、精神的余裕が増えた。

  5. 路面追従性アップ

    • 路面の亀裂を越える時に接地性が増し、腰の負担が減少。特に軽量な2スト車体では効果がわかりやすいそう。

気になる点・今後の課題

  • サイドスタンドの加工

    • 車高が下がり、直立に近くなったため、キック始動時に多少怖さを感じる。

  • シート形状の前下がり

    • シートカウルが交換されているため、その形状のままだと手のひらに荷重がかかる。今後はパテ盛りなどで座面をフラットにすることで対策を予定。

総評として、「純レーサーレプリカをマイルドにするのは邪道と思っていたが、自分が長く乗り続けるためにはベストな手段だった」とのこと。外したバネの返送や、リアショックのエア抜きメンテナンスも引き続きご依頼いただける予定です。


【まとめ+CTA】レーサーレプリカを街乗り仕様にする新提案

TZR250RSのような2ストロークスポーツは、独特のパワーフィールと軽快感が魅力。しかし、純正車高・セッティングのままだと街乗りにはハードルが高い面もあります。LGN.Sによるローダウンは、そうしたネガを最小限に抑えつつ、むしろ操縦性と快適性を向上させる有力な選択肢です。

  • 足つきが気になる方、あるいは乗り心地をもっとマイルドにしたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

  • オーナー様の愛車・用途に合わせ、カスタム方針を細かくヒアリングしたうえで最適なプランをご提案します。

お問い合わせ先

週3本以上の記事更新を目指し、これからも「走りを犠牲にしないローダウン」の実例を随時レポートしていきます。ぜひブックマークやSNSフォローをして、最新情報をお見逃しなく!

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