Vラプトール試乗

 昨日、カジバのVラプトールに試乗しました。

 細かい動きについて論じるよりも、非常に大きな発見をしました。この車両の姿勢はフロントのバネ系や弱いため、旋回中は常に前下がりの傾向にあります。リアが硬いわけではなく相対的にフロントが柔いだけで、一般的にみればリアもよく動くダンパーです。

 そこで発見したのは、フロントが低い状態で加速体制に移ると、フロントタイアの軌道が大回りをして、曲がりづらいという事実です。

 上記のことは体感で十分に検証していたのですが、なぜそれが曲がりずらさにつながるのか、ある理屈を思いつきました。それは「前が低いとフロントタイアが、リアタイアよりも大回りをする」。フロントにはトレールがあるため、実際はリアタイアに付き従う訳なので、現実にフロントタイアはリアタイアよりも大回りをします。この辺りの理論はしっかり学習していないので、近日復習してみます。タイア形状や力のかかり方で軌道は大きくずれると、読んだ覚えがあります。

 10代でバイク便を始めた時の事で鮮明に覚えていますが、前後タイアの軌道が少しずれていて、それがいつも気になっていました。バンク角でその感触は変わったり、それを感じない車両もありましたが、CB400SF・NC31のバージョンRにBT35の前後タイアではその感触が強かったことを、今でも忘れません。

まだまとめ切れていない理屈・(理論ではない)の為、大きな間違いも含んだ試乗記だと思いますが、考える切っ掛けにしてもらえれば望外の喜びです。近日タイアの軌道についての学習と理論をまとめ、再考したうえでまた発表しようと思います。

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