VFR800、車高を下げる

ホンダのVFR800、2BL-RC79の車高を大幅に下げる依頼を頂きました。

千葉市にあるホンダドリーム店様からの依頼で、シート高を40mm下げると同時にサイドスタンドも短く切り、先端を溶接で作り直しました。昨年に埼玉県のドリーム店様から同機種の依頼があり経験済でしたので、難なく作業を終えられました。このVFRの問題点はメーカー出荷時のフロントフォークプリロードが過剰な点にあります。当社では車高を下げても下げなくても、フォーク内部のカラーを適正値に改めることを推奨しています。

価格ですが、現在はスプリング交換を含む前後ショックの仕様変更とサイドスタンドの加工を含め20万円弱としています。

乗り心地は純正状態よりも良好と自負しています。ただ、車高を下げた影響でダンパーストロークを大きく取れないために、狙った速度域のみでの評価です。低中高と全ての速度域で良好な乗り味を維持するのであれば、下げ幅を10mm程度に留めなければ無理が顕在化します。それ以上はスプリングを交換したり、ダンパーを造り直す等で大幅な価格増になってしまうため、お客様の要望をしっかり伺って作業に入ります。

外で撮影を行うと猫が遊んでくれと寄ってくるので、なかなか思うように撮影が進みません。

2020年11月追記
数ヶ月前に写真の黒ネコ・クロちゃんが他界しました。可愛くて懐っこい雌猫でした。

※現在は2023年開発のLGNというローダウンで対応しており、価格は25万円からとなります。

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