3XVのリアサス
埼玉県のクオリティーワークス様から依頼があり、ヤマハTZRの3XV純正ダンパをオーバーホールしました。
圧の減衰調整ダイアルも分解し、シリンダーとヘッドも分解しました。純正シリンダーはアルマイトが掛かっていますが、ダンパーストロークの少ない設定の場合、同じ場所ばかり使うためにアルマイトが剥がれ樽型に広がってしまい、圧縮漏れが起こります。これは特殊な方法でピストンの位置をずらし、広がった部分を逃がすことで安定した減衰を発生させるようにしました。
ピストンリングも純正の茶色い樹脂バンドからテフロンコートを施した金属バンドへ替え、他にも鉄のフリーピストンをアルミへと交換しました。