Z1の純正ショック、オーバーホール。

 Z1の純正ショックはオーバーホール可能です。

 他店では断られる場合もあるそうですが、当方では通常業務なので特段、難しい事はありません。これは昨日のブログで話題にしたTS50のリアショックと同じ構造です。

 今回、ロッドは再メッキを施しました。それに加えロッドガイドと呼ばれる、ロッドを保持する部品が焼結材そのままでベアリングが入っていないため、旋盤による切削加工によりドライベアリングを圧入できるようにして、滑りを良くして耐久性を上げつつ作動性も向上しています。

 オイルはHirokoを選び、基本的な性能を上げつつ長期間の仕様でも極力劣化が起こらない選択をしています。

 最近のカシメ型ダンパ、例えばCB400・NC36などは同じカシメを採用していてもシリンダの肉厚が薄く必要最低限の厚みです。しかし古いZ1などは駄肉とも言えるほどの厚みがあります。メッキも頑丈なようで再カシメを行っても剥がれません。これは作業する私としてはとても嬉しい。
 分解、再カシメを気遣いなく行えるので安心です。写真をご覧いただければわかるように、綺麗に再カシメが行えました。純正と全く同じとは申しませんが、同等と言える位に綺麗です。

 O/H、再メッキ、ガイドブッシュ加工など諸々含めると10〜20万円の価格となりますが、純正を使い続けたい方は依頼ください。

 

 

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