Z400FXの純正ショック

 カシメ型ではZ1やZ2の依頼が多く、それと肩を並べるくらいにZ400FXも多く受注しています。

 400FXは減衰調整あり・なしのモデルがあり、今回はありを紹介します。

 写真をご覧頂くと分かる通り、スプリングカバーに数字が振ってあり、このカバーを回すと減衰調整を行えます。

 ここを分解すると思いの外、複雑な構造となっており、組間違いに注意が必要です。

 本体を分解すると汚れの体積を確認出来ます。これは後に説明するリバウンドストッパーの粉砕が原因です。

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 ご覧の様に、リアショックが伸び切る衝撃を受け止める部品を「リバウンドストッパ」と呼びますが、純正は材質選定を誤っており、粉々になりショック内部に散らばり問題を引き起こします。そのため、弊社では吸収性は低いものの樹脂製に改めます。

 割れたリバウンドストッパーが確認出来ます。

 またロッドの傷みを低減するため、ガイドブッシュを追加する加工も提案します。

 ロッドの傷み具合がわかりますでしょうか?

 各種手当を行い性能を向上させて、外観も綺麗に仕上げ納品致します。

 価格は概ね13~15万円ほどになります。レストアで塗装やメッキを追加すると30~40万円になりますので、相談していただければ概算見積もりを提示致します。

 カシメ型のオーバーホールはぜひ弊社に相談してください。

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