ZRXダエグのオーリンズをセッティング
昨日は三鷹にある三鷹ホンダさんで、ダエグのオーリンズをセッティングしてきました。
車両の持ち主の方は不満点はしっかり把握されていましたが、解消法がわからず困ってらっしゃいました。そこで、三鷹ホンダの荻野様から相談を頂き、セッティングを行う事になりました。
車両は大雑把に言えば、フロントが柔らかくリアが硬い状態でした。柔らかい硬いを論じる時に考えなくてはならないのは「どこが硬い、柔らかいのか?」という点です。スプリングなのか、伸び減衰か、はたまた圧減衰か。車高が偏っているせいで前後のどちらかに負担が強く掛り、動きに違和感を感じるかなど、問題の要素を腑分けしなければなりません。
フロントフォーク、ダンパー単体の動きは良いのに、バイクが曲がらなかったり曲がり過ぎたりすることもあります。この辺りの構成要素を分割した後で分析しなければ、セッティングになり得ません。
今回のお客様は峠道で楽しく走りたいというような、明確な目標があったのでそこへ向けてセットを変えてゆきました。街中でセッティングなど出来るのか?と疑問に思う方も当然いるでしょうが、セッティングのベースとなる8割は、コーナーを曲がらなくても作り上げることは可能です。それがなぜ可能なのか、興味のある方は当社のセッティングを体感してもらえれば、体で理解できます。