オーリンズフロントフォークの紹介

 スプリング交換の依頼で入荷したオーリンズのフロントフォークがあり、丁度よいので紹介いたします。

今回はスプリング交換で入荷。

 写真のフロントフォークはUSD43と呼ばれる汎用目的の品です。

黒基調でなかなか格好良いです。

 FKSという純正のフロントフォークに組み付けるカートリッジキットも同様なのですが、上位版と比して若干安価に設定されています。

 その理由はフォーク内部にトップアウトスプリングが無いからです。それ以外はトップキャップのデザインが異なるだけでシステム根幹には違いはありません。

 では何を用いてフロントフォークの伸び切りの衝撃を受け止めるのかと言えば、Oリングの変形です。そのため、たわみ量が極めて小さいため状況によっては衝撃を感じる方も居るかも知れません。

 価格差はFKSと上位のFGKで2万円前後なら写真のFKSも十分に選ぶ価値はあります。

 少しでも高性能を追求する、またはトップキャップのデザインの好みがあるならばFGKでも良いのですが、そうでなければFKSも良い選択肢です。

でもKGKのトップキャップは格好良いんですよね。欲しくなります。

 両方のカートリッジキットを使い比べた結果では、前述の通り性能差を体感するほどではありませんでした。ピストン形状、部品の材質にコーティングも同じようです。トップキャップのデザインは違うものの、整備性も大差ありません。

自分の所有するBT1100は正立なので倒立を使えないのは残念です。

 そのような訳で、どちらを選んでも性能的にはかなり良いため、心配せずに購入して下さい。

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