大メーカーの【厳しい基準】
CB1300SPのスプリング交換に関して、記事を作りました。
![](https://sgfacendo.com/wpmain/wp-content/uploads/2023/09/DSC06696-2-1024x683.jpg)
![](https://sgfacendo.com/wpmain/wp-content/uploads/2023/09/DSC06707-1-1024x683.jpg)
そこで純正採用されているオーリンズの写真を撮影したので、少し解説を行います。
日本の車両製造メーカーは厳しい基準があるようで、何が起きても極力問題が起こらない、または最小で済むように配慮されています。
例えば下の写真ですが社外のオーリンズならボディーのねじ切りは、バネが遊ぶくらいネジが切りされていますが、純正採用はバネが遊ばないように配慮されています。
![](https://sgfacendo.com/wpmain/wp-content/uploads/2023/09/DSC06702-1024x683.jpg)
反対に、締付け過ぎた時でもアジャスターが外れることがないように、ストッパリングが抜け防止でありました。
![](https://sgfacendo.com/wpmain/wp-content/uploads/2023/09/DSC06703-1024x683.jpg)
そして車高調整は省かれています。この機構も間違えると大惨事になりますので、製造メーカーとしては乗り手や整備士の技量に頼らず、絶対に問題が発生しない構造を採用しています。
![](https://sgfacendo.com/wpmain/wp-content/uploads/2023/09/DSC06699-1024x683.jpg)
また社外オーリンズでは樹脂製のスプリングガイドがある箇所には、透明で厚手のテープが貼ってありました。こちらも脱落防止の観点からこのような処置なのかも知れません。
![](https://sgfacendo.com/wpmain/wp-content/uploads/2023/09/DSC06704-1024x683.jpg)
![](https://sgfacendo.com/wpmain/wp-content/uploads/2023/09/DSC06705-1024x683.jpg)
このように配慮が行き届いた設計で、それに対応するオーリンズも流石に大メーカーだと関心すると同時に、数千、あるいは万に届く発注ならばこの程度の対応が可能だと、設計と販売の一面を伺い知れる面白い機会になりました。