青森二日目

妻の実家のある藤崎で迎えた二日目の朝。息子と二人で早朝の散歩に出ました。徒歩で5分もかからずに神社があるので、嬉々として撮影を楽しみました。

束の間の晴れまに、綺麗な光の下で撮影ができました。
息子も自分のカメラで撮影を楽しんでいました。
雨上がりは空気が綺麗なので、写真撮影が楽しい。

朝食を摂り終えて、太宰治で有名な「斜陽館」へ向かいます。5年前に訪れた時は、向かう車中で息子の体調が悪化し、訪れる事が出来ませんでした。

今年は元気に到着です。

多い時は年間で10万人の方が訪れるそうです。

これが想像以上に倒しめました。私は建築にも興味があり、古くて大きな建物を具に観察できるだけで満足ですが、それに加えて何十年も前に太宰治がここに居たのかと思いをめぐらせると、それもまた不思議な気持ちになります。

太宰が好んでいたという外套を着て、コスプレに勤しむカミさん。

太宰愛用の外套と同じものが用意されており、着用して写真撮影が楽しめます。

当日は曇り空で、雨も降っていましたがその光がまた綺麗に建物内部を演出してくれます。

大きな仏壇があり、壮観です。建物もそうですが昔の人の造作というのは素晴らしいと感じています。こういった人が現代の技術を得たら、どのような物をこさえるのか?と想像をめぐらせます。

高さは6尺を超えるほどでした。

そういえばMr.Bigというバンドのギタリストでポール・ギルバートという方は「現代と違い娯楽の少なかった時代は音楽に没頭していたのではないか?」と。バッハなどがエレクトリックな楽器に触れたら、もっとラウドな音楽を作っていたのではないか。と話していました。こういった想像は楽しいですね。

急に降り出した雨はかなり強くなりました。

急に雨が降り出しましたが、冬はどうなるのかと瞬間に想像しました。きっと真っ白なのでしょう。

旅館としても使われており、とても広い建物です。
広く立派な庭も楽しめます。

館内ではショートフィルムを流しており、You Tubeにもチャンネルがあるので観られます。特にアニメの中で流れる音楽がクラシック調で良い雰囲気でした。

かなり激しい雨でしたが、長く突き出た軒が雨の侵入を防いでいました。
まさに回廊がありました。

現代の各家族が進み、安価な住宅が供給(あえてこの言葉を使いたくなる)されるようになってから消滅した回廊を目の当たりにしました。板の一枚一枚に歪みがあり光が複雑に反射するのも楽しく思えます。

外に出ると雨はすっかり上がっていました。

1時間以上も堪能しましたが、全く飽きませんでした。また青森を訪れる際には斜陽館も再度訪ねるつもりです。

斜陽館の向かいには金木観光物産館があります。

バイクや車で訪れる際には、向かいにある金木観光物産館に無料で車を留められます。

ソフトクリームなどの甘いものもありますし、チリチリに縮れた中華そばは麺の量が多く、安価で満腹になります。お土産も買えて大満足です。

この駐車場と同じ敷地には「津軽三味線会館」もあります。三味線の演奏も眼前で楽しめます。

色々な演奏方法を聴かせてもらえました。
津軽三味線だけでなく、時代劇に出てくるような音使いも楽しめました。

斜陽館のある金木という街は、物流の要所だったそうで昔から人の往来も多く、林業などの産業もあり本州の最北端に近い立地にしては栄えていたようです。

最後に金木の駅を眺めました。線路がうねうねと波打ち、手入れがそれほど行き届いていないのがわかります。高い速度を必要としない事もあるでしょうが、懐事情も垣間見つつ、うねる線路に旅情を感じた瞬間でした。

人気のない駅。
こちらの方がより線路の上下が伝わるでしょうか。

二日目はこのまま妻の実家に戻り、近くの温泉に入りさっぱりした後で、カミさんの友人が住む大釈迦をへ足を運び、友人宅の駐車場でバーベキュー楽しみ1日を終えました。

この友人宅については、また別の記事にします。

次回の青森探訪の記事を楽しみにお待ちください。

Share your thoughts