筑波TTを終えて
土曜日に筑波サーキットで行われた、筑波TTに参加しました。
結果は予選1位でポールポジションを獲得し、決勝は5位。この様な素晴しい結果を得られた要因として、最初に記さなければいけないのは、56Racingのチーム員やそのお客様、中野監督、雑誌BG様、ダンロップ様、江沼チェーン様、広島高潤様、早稲田の激しいバイク屋「ガレージアトラクティブ」様など多くの方々に助けていただきました。レースで車両を走らせるのに不慣れな当方を、暖かく見守りご助力くださり、感謝しても足りません。
ライダーに渡辺瑛貴君を擁し、ツインチューブではなく旧型のシングルチューブに、独自に考案した減衰調整(バルブ)構造を持たせ、その開発とライダーの育成を目的としたチームです。チーム名は「SGFダンパー開発チーム」略称「SGF,DDT」です。
以前にも書き記しましたが中野真矢さんから聞いた、「セットを変更せずに一日走り、最後に少しだけ変える」を実践し、4時間走りっぱなしのサーキットや、ショートコースで走行を重ねベースセットを決めた後は、走りこみに時間を割きました。
小さな変化を見逃さず、ライダーの言葉を検証しそれを持ち帰り、工場で減衰や車高などを変え、サーキットで確認する。これを繰り返し、納得出来るレベルになったと感じたのですが、レースでは問題点が浮かび上がり、やはり開発に終わりは無いのを実感した次第です。
ライダーの能力は十分以上で開発力もあるのですが、こちらがライダーの能力に匹敵する車体を提供できなかった事に、悔いが残ります。
年内は開発を継続し、ライダー育成と、規則にとらわれないダンパー改造を行い、楽しくも真剣にタイムアタックを行います。
関わってくださった皆様、BG誌やホームページを見て応援してくださった皆様、有難うございました。レースの模様はBG誌に掲載していただく予定ですので、そちらもどうぞ御覧下さい。