OHLINSの36Pのオーバーホールを一部解説

　オーリンズ36Pの旧型サスペンションのオーバーホールについて、現行型との違いと、旧型の特定部品の問題点に焦点を当てた詳細な説明です。

　オーリンズ36Pサスペンションの旧型をオーバーホールすることについて考えてみましょう。現行型と比較して、旧型はいくつかの重要な設計変更があります。特に、現行型ではロッド径が12mmから14mmへと大径化されており、これにより強度が向上し、より高い耐久性を実現しています。また、ピストンの設計も変更されており、これにより油圧の流れや反応性が改善され、サスペンションの性能が全体的に向上しています。

　旧型のオーリンズ36Pには、特に注意が必要な部品が存在します。長期間使用すると、この部品に問題が発生しやすく、結果としてサスペンション全体の性能に悪影響を及ぼす可能性があります。この問題は、サスペンションの動作に直接影響するため、早めのオーバーホールが推奨されます。早期のメンテナンスによって、この問題を予防し、サスペンションの寿命を延ばすことができます。

　今回の依頼はオイル漏れが発生する前であり、ロッドは研磨にて再利用が可能でした。

　総じて、オーリンズ36Pの旧型サスペンションをお持ちの場合は、特に指摘された部品の問題に留意し、適切なタイミングでのオーバーホールを検討することが重要です。これにより、サスペンションの性能を最大限に維持し、快適な乗り心地を長く楽しむことができます。