SRX600の純正ダンパー
千葉市のバイク屋さんから依頼があり、SRX600の初期型ダンパーをオーバーホール致しました。
ロッド径10.5mm、シリンダー径28mmの80年代後半から90年代前半に見た現YHS製品です。外観は違いますが、SRV250やオーリンズに替わる前のXJR400も同様の品です。
オーバーホールするには製品の質が極めて低いため、作業は推奨していませんが純正のままで行きたいと希望があり、メンテナンスを行いました。
圧の減衰は殆ど効かづ、伸びだけは何とか効く感触です。それに反してスプリングは反力が強く伸びあがってきます。SRXに限らずヤマハはピッチングを積極的に使う車体造りが多いと思いますが、この設定はブレーキングでピッチングセンタが前に寄り過ぎるはずです。20年以上前に初めて買ったのはSRX400(キック)でした。その時は分かりませんでしたが、今はダンパーだけで乗り味を想像できるのは面白いです。