BMW K1のビルシュタイン

 BMW K1のリアダンパーをオーバーホールいたしました。

 ガスバルブの加工や、ロッド径を変更し剛性を上げ長持ちするようにし、今後のメンテナンスも考慮しています。内部のシムを変更すれば減衰の設定も変えられます。四輪車や80~90年代には二輪車でも採用例の多かった、デグレッシブ型ピストンを使っています。その辺にあまり費用を掛けると、社外品の金額に届いてしまうので、お金が無駄になるかもしれません。

 基本的なつくりは速度依存型なのですが、ストロークの奥で機械的に減衰を生む、位置依存型と合わさる面白い造りです。この仕組みをBMWの純正採用オーリンズでも採用していることから、BMWはボトム付近のダンパーの動かし方に神経を使っているようです。

 この純正ビルシュタインはロッド製作とガスバルブ、シールヘッド製作を含め税込み¥55,620でした。

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