EP3シビックのフロントダンパー完成。

 過日、完成していたリアショックに続き、金岡のEP3シビックのフロントダンパーが完成しました。

 私が長年構想を抱いていた仕組みを取り入れ、リザーブタンクのないダンパーなれどエア抜きを機械で行えるようにし、その性能を飛躍的に高めることに成功しました。
 写真をご覧いただければ分かる通り、すでにオーリンズと呼べない形になってしまいました。

 ロッドとスライドメタルのクリアランスは1/100mmです。これを全数作るにのはなかなか骨の折れる作業でした。13:30頃から作業を始め、終えたのは21:30を過ぎていました。ピストンリングも純正の交換できないものから、旋盤加工で交換可能に作り替えています。
 

 次回はピストンを作りたいと考えています。根本原理はわかっていますが、実際に作れば至る所で問題が起こるでしょうから、それを体感するのが今から楽しみです。

 

 このダンパーを早々に取り付け、金岡がテスト走行を行います。オートランド千葉というダートトラックでこれまでとの差を分析します。私も、時間が許せば同行したいのですが、無理であれば金岡にレポートを送らせようと思います。

 ラリーの過酷な環境で自社の技術を確認し、街乗りやトラックレースにも十分仕様に耐える改造、製品を作って行くつもりです。すぐに何かを販売できるわけではありませんが、地道に積み重ね、皆様の期待に答えられるように致します。

 

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