GSX-R1000の電制ステアリングダンパー

 ステアリングダンパーのメンテナンスです。

 電子制御は調整部分にとどまるため、制御ユニットを外してしまえば、普通の油圧機器となります。

 構造は社外の高級品と同様に、バネにより押されたフリーピストンを備え急激な動きにも対応し、温度変化でシールのリップが締まらないようにもなっています。しかもロッドはムク棒ではなくパイプになっていて、重量も考えた作りです。ツインチューブでFG等のヨーロッパ製と構造が同じです。オーリンズはツインチューブですが、少し作りが違います。

 なかなか良さそうな製品なので、ダイアルで調整できるように改造すれば、アフターマーケットでも販売できそうな良い出来です。ボールエンドは寿命が短そうなので、そこは変更したいポイントです。

 エア抜きはアダプタを製作して、バキュームポンプで行いました。

 

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