減衰の調整ニードルについて考える

 減衰の調整ダイアルは、内部に2系統の流路が用意されているのが一般的です。

 先ずは、針のように尖った部品が穴を塞ぐ事で減衰を変化させる、環状隙間型。もう一方は弁を持った2/3乗型で、メインピストンと同じくピストンとシムから構成されています。

 ここからは私見ですが、ダイアルはニードルの位置決めをしているのですが、メインピストンの減衰が過不足だとニードルの位置が悪くなり、適度なオイルロックを起せなくなります。そのために普段は問題にならないが、ギャップなどで落ち着かなかったり、はねたりするのだと思います。

 調整ダイアルを適度な位置(10クリック前後だったり、調整の真ん中であったり)にもって行きたくなるのは、上記の問題がバランスするポイントが、そこにあるからではないでしょうか。ダイアル位置が適当ならば、第二の通路である2/3乗型のピストンで、上手い具合に高速の減衰を制御できます。

 このニードルも角度を測定し、色々な角度に変更すればより緻密な調整を可能としますが、反して緻密な調整とは、ベースセットがずれている場合ダイアルで誤魔化すことが不可能なります。なぜなら、緻密とは狭い巾の中を細かく区切っているからであり、逆に大雑把な調整とは広い巾を荒く区切るので、何となく合わせられる時もあるからです。