久しぶりのレース、筑波開幕戦

 昨日は筑波選手権の第一戦へ行ってきました。

 当社の大槻、アルバイトの矢作、三人でのサポート業務です。

 実際に車体を触ったりライダーからの情報を吸い上げるのは、トラックエンジニアである大槻の仕事です。今年からレースの現場は彼に一任する方向で考えていましたが、昨日の動きを見る限り、セットアップの手法が私の満足できる水準に達しつつあると感じました。

 それは予選で発生した問題点の解決方法を聞いた時に、私の持論である軸感(ピッチングセンター)を理解しつつあると感じたからです。その数日前に「ピッチングセンターの話を理解しているか?」と問うたところ、「それは理解していないが、結局は(セットアップ行きつく先は)同じでしょ」と言うので真っ向から否定しました。車体セットアップに方向性を持たせるのにはピッチングセンタの理解が必要です。むろんサスペンション業務に携わらない人たちが、それを理解し、コンセプトを持つ必要はありませんが、この仕事をするならば大切な事です。

 そのセットで決勝を走った桜井芽衣選手は、予選五位、決勝五位の特筆すべき結果ではありませんでしたが、内容には評価すべき点が多数ありました。今年からオーリンズのリアサスが選択可能になったのですが、そのセットに多少手間取りました。予選での転倒があり、前日の練習走行では発生しなかったトラブルも乗り越え、完走と入賞を果たした芽衣ちゃんに次戦への期待が高まります。

 大槻、矢作の二人がテントとピットにいてくれるおかげで、私はコース脇からじっくりと走行を見る機会を得ました。そのほかにもふらふら歩いて、営業活動も十分に行えたので、収穫のおおい一日でした。

 

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