ZX-12R
茨城のKⅡプロジェクト様の依頼で製作していた、カワサキのZX-12R用前後サスペンションが完成しました。
リアにはFFX31、フロントにPressioneZeroを採用してくださり、インナーチューブには東洋硬化様のコーティングを施してあります。
PressioneZeroはステアリングダンパー構造を採用した、モトGPにも通じる造りです。左右のフォークで減衰のアンバランスが出ないように、上手に設計してありますが、さらにトップキャップのネジを回せば、「突き出しを変えることなくフロントの車高を変更できる」という素晴らしい発想が盛り込んであります。
以前からFFX31で気になっている点があり、時間がない中どうしても解消したかったので、フリーピストンを作り直しました。時間をかけた上に外から見える部品でもなのですが、乗り味への影響は大きいので作ってよかったと思います。
前後のダンパーにはトップアウトスプリングが標準採用されています。
上記前後セットは、筑波選手権を走る泉沢様のS1000RRにも採用頂き、利便性を確認済です。