オーリンズの新作、ツインショック用スプリングを計測

 Moto GuzziのV9Roamerの前後ショック改造依頼が、また入ってきました。

 これまでオーリンズのツインショック用スプリングを用いて改造、またはオーリンズリアショックを取り付けていたのですが、バネが新作となり旧型の360-06が廃盤となりました。

 そこで新型の60360-16を取り寄せ、実測したのでその結果を公表します。

久しぶりの新作バネ、上端は開いている。

 上の写真からも分かる通り、これまでの360シリーズとの大きな差異は上下の両端が開いている事にあります。

同下端。

 この部分は荷重が掛かると密着し、そのため上下の巻数が減少し定数が上昇します。それだけでも複合レートになりますが、基本設計もバリアブル(二段というよりんも漸進的に硬くなる)なので、両端の巻はその一環と捉えています。

色は黒と黄色が選べます。

 実測した結果を以下に記します。
 0-10mm 2.2K
 10-20mm 2.2K
 20-30mm 2.2K
 30-40mm 2.25K
 40-50mm 2.25K
 50-60mm 2.25K
 60-70mm 2.3K
 70-80mm 2.45K
 80-90mm 2.9K
 90-100mm 3.35K
 100-110mm 3.45K

スプリングストロークは130mm程度は取れそうです。

 上記の数値は、自社の測定器による実測値です。当社がバネ製作を依頼している大規模設備を有するバネ製作所さんの機械と比較して同じ結果を得られたので、ほぼ間違いない数値であろうと考えます。

 このバネを実際に組み付けたMoto Guzzi V9 Roamerの試乗は本日行いますので、バネの印象も含め別の記事に記します。

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