シングルディスクの車両における、フロントフォークの傷み方。

 以前に動画で取り上げましたが、丁度よい実例を作業したので、再度記事にします。

 車両は自社所有のGSX250Rです。

シングルディスクの車両。

 原理を理解するのは極めて簡単な話ですが、二本のフロントフォークのうち、片側のみにブレーキがついていればそちらの負担が大きいのは容易に想像できるはずです。

 分解して部品を確認することでそれが実証されました。

ブレーキ側のフォーク、摩耗が進んだ部品。
ブレーキの無いフォーク側のメタル。
新品のメタル。

 写真を見れば一目瞭然ですが、表面の摩擦材が無くなり地金が露出しています。

 こうなると部品同士は急速に傷みが進行します。こまめな整備が必要です。特に小排気量は部品精度も低い場合が多く、そうなると局部的な圧力が高まり傷みが強く現れます。

 例えばレース専用車両のNSF250Rなどではここまでの極端な傷み方はありませんし、ヤマハのR25やCBR250/MC41/MC51ともにここまで極端ではありませんでした。

 ということで部品精度、使う材質なども重要だとわかります。このGSX250Rは長くO/Hを行っていなかったために、傷みが進行したようです。

 8月27日のヱビスサーキット走行会へ向けて、GSX250Rは整備が進んでいます。この車両は多くのテスト項目がありますので、それらは一つ一つ得られた結果を開示してゆきます。

 

 

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