【R1250GS】のサスペンションO/H
56レーシングのサポーターさんから依頼を頂きました。
数年前にもVTR1000Fも前後ショックO/Hを依頼下さり、とても喜んでもらえたのですが、今回も仕上がりを大いに期待されておりました。
一見大柄な車両ですが、意外と足着きが良く驚きます。数年前まではこのフラットツインのモデルはローダウン依頼が多くありました。ここのところ依頼が減少した要因は大幅な足着き向上にあったのだと痛感します。
この車両はダンパー部品が多くフロントショック、リアショック、ステアリングダンパーにフロントフォーク(こちらはスプリング等の緩衝機能はなく、前輪の保持が目的)があるため、すべてを含めると総額で25万円ほどになります。
新品の前後ショックはそれぞれ20万円以上と高額なので、長い距離、時間をのっているならば価格面でも乗り心地でもO/Hは魅力的です。
写真の車両は10万Kmを走っており、もう一度シャキッさせたいと希望されるため依頼となりました。
電子制御でほとんどを仕切っており、内部で出来ることは特にありません。
前述の通り、フロントフォークに見えるこの部品は前輪の保持機能に特化しています。
意外にもステアリングダンパーは問題なくO/H可能です。かなり昔から採用している形状ですが、内部の減衰発生機構は変更されていました。
フロントショックはリザーブタンクを備えた電制です。リアとは違いイニシャル調整は行われていません。調整機構自体も基本的には備えていませんでした。
足着きも良く、よく切れるハンドルと併せてUターンでも扱いやすい車体です。
という訳でフラットツインのO/Hを希望される場合は、BMWを数多く扱う弊社に相談して頂ければ幸いです。