TZR250、3XVのフォークを改造

 3XVの初期型(39パイのSHOWAフォーク)を改造依頼頂きました。

 上記フォークはイニシャルだけしか調整機能がないので、高機能を売りとするレプリカとしては、物足りないと感じていました。20代の前半にこの車両に乗っていましたので、私も思い入れのある車両です。ですから、なんとか良くする方法はないかと考えていました。

 一般には調整機能のある、高年式のモデルを用いるか、TZフォークにするかとなりますが、有るか無いかわからない品をオークションで探すよりも、現物を加工すれば間違いないとの判断から、右伸び減衰、左圧減衰のシステムとしました。

 今年に入り、多く依頼頂いているシステムなので、だいぶ仕上がりが洗練されてきました。

 このパッケージは、ばね、カートリッジシステム変更、オーバーホールを含め12~15万円の価格ですから、非常に高価なのです。しかし、ボルトオンのフォークが販売されていない、旧車や小排気量の車両には最適です。しかもブレーキやステム周りの変更を必要としないので、流用と比べると費用は明確です。

 更には車両と使い方に合わせ製作するので、後々の設定変更が必要なく、微調整のみで使えるフォークになります。

 いま使用のフォークに不満を抱いている方は、ぜひ問い合わせください。

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