YECのリアショックを仕様変更
TZR50用のYECをO/Hしました。
これまでに何度もYECは作業を行ってきました。その際に色々と改造も提案したのですが、今回はそのブログをご覧になったお客様自身から幾つかの要望がありましたので、実際に改造に着手した次第です。
O/H自体は特段の問題もない、消耗品を交換しエア抜きを機械で行えるようにドレンボルトを増設します。
フリーピストンはアルミ製でピストンリングを備えた高位な品へと入れ替えました。
外観からわかる大きな変更点はアッパーマウントの仕様変更です。ドライベアリングとステンレスカラーにより、純正の焼き付けブッシュから大幅に作動性が向上しました。
一番右の写真ではドレンボルトの加工も確認できます。
一つ一つは小さな作業ですが、積み重ねると同じ基本特性を持ったダンパーが別物のように変貌します。
O/Hだけでもかなりの性能回復を期待できますが、こういった細部の変更により一段と良い動きを手に入れられます。
今回は加工費用などを含め約5.5万円でした。