ＦＺ6Ｓ

　ＦＺ６Ｓの車体を預かりました。
　お客様も思案の結果、フロントはオーバーホールとSGVFを追加し、リアにはＦＧのＦＱＥ11を入れる事となり、当社の考える価格と乗り味のバランスが一番よい選択をして頂きました。
　当社大槻の試乗の結果、前後サスペンションのヘタリと、純正の設定が今一歩メリハリが無いとの報告を受け、方向性を考えました。
　フロントは純正バネを使用し、イニシャルを4ｍｍ足しSGVFで減衰を制御しました。
　リアのＦＧは車高調整に伸び減衰、イニシャルの変更が可能なモデルです。在庫で持っていたダンパーをベースに当社で設定し造りました。
　今回はスプリングレートに合わせ減衰を組みましたが、一度組んだところで若干気になる点があったので、再度シム組みを変更し狙った動きを造り出せたので、早速試乗を行いました。

　取付けた後イニシャルと減衰をいじり、走り出した瞬間、今回は一発目から決まったと確信を持ちました。詳細は後日セットアップを記しますが、誤魔化しの無いサスペンションの動きに気分を良くし、微調整の末、納車致しました。お客様にも近所を試乗して頂き喜んで下さいました。
　お客様に満足していただたうえに、楽しい車を造らせてもらえるのですから、この仕事は幸せな業種です。