フォルナレスの分解

 フランスのフォルナレスのオーバーホール依頼を頂きました。

 エアサスのためコイルスプリングを持たず、そのため空気圧が重要となります。この構造のダンパーの大きな問題点は、オイル漏れが起こるとエアも同時に抜けてしまう点です。通常のコイルスプリングであれば、オイルが漏れても位置決め機能は残り、制振性のみが損なわれます。しかしエアサスの場合は前記のことから、全ての機能が失われるので、一般に普及するのは困難です。

 最近のモトクロッサーはエアばねを用いていますが、それは競技車両の特性上許容されているのだと考えます。

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