ハーレー883RのFGを作業

 ハーレーの883R用FGをオーバーホール致しました。

 今回はプレミアムラインで依頼を頂き、単なるオーバーホール以上に微細に手をかけ、上質な作動性を得ることに成功しました。
ロッドは傷みがあり交換となりましたが、新品をただ取り付けるのではなくロッド研磨SP/Eと呼ぶ特別な研磨を施し、シリンダーも採寸と研磨を施してあります。

 エア抜きは当然、抜けるまで行います。これが一番重要な作業だと考えております。治具を作り色々な車種で機械抜きを行えるよう徹底しています。

 上下の取り付け部分に使うピロボールも全数交換し、良い動きを取り戻しました。FGはオイルシールが特別で、ただのゴムとは一味違う動きを見せます。当社で企画する部品は必ずFGのオイルシールか、国産でも類似した品を使っております。この部分だけ作り替えても体感できるほどです。

 

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