NSR250の新規リアショック 、その他FG
依頼いただいていたNSRのFGが完成しました。
FQT11と呼ぶリザーブタンクがホース連結の型で、イニシャルアジャスターはリングナット式です。ダンパーの設定などは以前に製作したモトールエンジニア様の造りを下地に、街乗り用に少し手直しを行いました。
スプリングレートも含め自由長から減衰の設定まで、かなり良い仕上がりになりました。ちょっとサーキットを走るならばイニシャルと減衰のダイアルで十分に対応できます。筑波や鈴鹿などコースが長く広くなるようであれば、スプリング変更も視野に入ってきます。
MC21はスウィングアームとチャンバーの隙間がギリギリのために、車高調整で大きくあげると先述の部分が接触してしまいます。そのため、純正±5mmの車高調整にしました。個体差はあると思いますが、純正は300~302mm程度の長さです。
バネもノーマルショックよりも極端に硬くせず、ほんの少し定数をあげる程度に留めています。
今後の課題はリザーブタンクを留めるステーを機械加工で製作し、より洗練された見た目にする事です。それらの仕様をキッチリまとめると、販売価格は脱着などの工賃を除き、25万円程度になると思います。ですがダンパーは全て分解し、手直しを行い徹底的なエア抜きの後に適切なガス圧を封入し納品されます。
車体合わせやセッティングも行う必要があるため、車両を預かれる方に限定されますが、それでも興味のある方は連絡ください。