スパーダのリアサス

　前回の筑波TTで、当社が製作したFGの用が足りず、仕様変更の依頼がありました。

　いくつかの点で設定に至らない点があったようです。一応、ベースになる物はあったのですが、レースでは未成熟な点が露見しました。一番大きな問題であるばね定数を変更し、ライダーの印象を聴く作業を行います。色々な仕事を頂きますが、必ず最適解を提示できるわけではありません。ですが、信頼して仕様変更にダンパーを持って来て下さる方を裏切らないよう、努力します。　

　スプリングはベステックスの自由長が短い品も用意しました。今回はスプリングレートを選ぶとこの製品しか選択肢がなかったため、写真のような外観をもつスプリングとなりましたが、スプリングの良し悪しは多くの要素により決定するため、優先順位をつけその都度一番良いと考える品を勧めます。余談ですが、スプリングの尺を誤魔化すカラーを二種類製作しました。どちらが好みかは人によりますが、色々試して遊んでいます。