ドカテイのベベル、フロントフォークを改造
ベベルのフロントフォーク、マルゾッキの38mmを改造しました。
いつも仕事を頂くMCファクトリーフクシ様の依頼です。以前Z1にブッシュを入れた事例があり、それを知ったお客様の希望だそうです。このフロントフォークはインナーチューブの先端も、アウターチューブにもメタルが無く、金属同士が直接当たる全面摺動型です。ハードクロームでコーティングされたインナーと比較し、アルミで出来たアウターチューブは摩耗がひどく、早期に手を打つのが良策だと考えます。
加工を終えた部品同士を組み動かしてみたところ、普通のフロントフォークの作動感でした。純正は使っているうちに隙間が大きくなりガタが酷くなります。金属同士が摺動するため、繊細さがなく「ガク」っと動き出す印象です。
ベベルやZ1に限らず、滑り軸受の追加が可能な車種はありますので、興味のある方は連絡ください。