カスタムの手直し

ビジネスを含め考える

 翻訳の話題で「下手な翻訳を下地に仕上げるよりも、一から自分で全て翻訳した方が楽」と言われるそうです。しかし実際は下翻訳を元に仕上げを行う方が少ない労力で済むようです。

 今回の話題はRG500ガンマのカスタム車両です。この車両は明らかに下手な下翻訳がなされていました。寸法が全く合っていなかったり、手作りというより、技術も能力もないお店が(素人)が仕上げた一台と評価せざるを得ない状態でした。

 そうは言いつつも下地ができているので、それらを仕立て直すのは労力が少なくてすみます。やはり一から立ち上げるのは大変だと思いますし、その点には敬意を表しますが、しかしお金をもらう仕事しては考えると、その水準には達していないと感じました。

 それらの問題点をお客様に伝え、解消するために追加料金で作業を進めました。

 大変だけれど

 それらを含め、改悪の施されたカスタム車両の手直しを行うビジネスモデルも面白いと考えました。予算に余裕のある方に限られるサービスメニューではありますが、乗り味も含めた良い車両を求める方には、喜んでいただけると思います。

 現代の手法

 問題のある点は写真をすぐに送れるし、見積もりは電話で口頭やFAXと違い、メッセージにPDFを添付すれば一目瞭然なので、これは現代のIT技術の恩恵です。
 あまりテクノロジー頼みもよくないと思いますが、有益な面はしっかり使ってゆきます。

 

2020530235729.JPGアルミカラーを作り直して、スウィングアームとの当たり面を広くとっています。