従業員との意思疎通

 法人成りで給与体系が変わりました。

 個人事業では不要だった保険等の支払いも増え、今まで通りとは行かなくなりますので考え方、行動を変えてゆく必要があります。

 その事で従業員に説明をしたのですが、私の説明力が不足して十分な理解を得られていないようでした。そのままでは禍根を残すと感じたので日曜日に内容をまとめ、本日(月曜日)に再度の説明を行いました。

 これにはマインドマップと呼ばれるソフトを用いて文章を体系だて視覚的に理解しやすいようにしてみました。
それに加え、以前から父に戒められてきた「お前は口数は多いが、大切な事を伝えていない」を意識して、伝えたい事に重点を置き角度を変え何度か伝えました。

 それにより従業員の顔が前回とは明らかに違うのを感じ取れました。つまり不信感ではなく納得と前向きな明るい顔色になったので、伝わったと私も強く実感できたのです。

 零細企業の当社としては、従業員に自分の考えをしっかり理解してもらうことが重要です。不信感を持って作業に当れば後々大きな問題に発展します。
 これまでに正社員、アルバイト含め十五人ほどと付き合ってきましたが、意思疎通が十分でない人とは、最後に問題を起こしてした経験があります。逆にこちらの言葉が十分伝わった人とは、就職などで退職した後も付き合いが続いています。

 経営者の思いだけでは駄目であるし、従業員のご機嫌を伺うのは更に愚策です。一番大切なのは会社として何を目標にして、どのような人材に育って欲しいのかを明確にし、目標に向けてある程度の一体感を醸成することだと感じます。
 それも一度行えば良いのではなく、定期的に方向性のブレを補正して目標に向かって行かなければならないと、ここにきてやっと体と頭で理解が進みました。

 従業員との関係に悩む方は参考にしてください。