先ずはテスト走行

 R25のFG、FFX31が完成しました。それに合わせ、仕様変更を繰り返すFQT11(ホース連結リザーブタンク型)も幾つかの加工を終え、出荷となりました。

 協力店の方にはすでに渡し、今週テストを行う予定です。先方からの依頼でここ2~3週間で話が現実性を帯び、急遽製作しました。昨年一年間のFQTで得たデータもあり、大枠では悩むポイントはありませんでした。

 FGのツインチューブFFXの特筆すべき点は、減衰を生むメインピストンと、往復運動によりオイルを動かすソリッドピストンの寸法が素晴らしと感じています。他社でもツインチューブはありますが、減衰の立ち上がりが少々きつい感触です。FGはシングルチューブとツインチューブの中間位の動作をみせます。

 そのほかに、単筒にみられる減衰の応答遅れがほぼ解消されています。これは往復運動をするソリッドピストンが担う重要な役割です。減衰の応答性の良さは、メインピストンが動かずに、ソリッドピストンが動かすオイルにより減衰を生むことが大きな要因かと思います。ここで、二つのピストンの比率が重要になります。

 テストするチームのメカニックさんは熟練工で、勘所を掴んでいるため安心して任せられます。是非テストには立ち合いたいのですが、仕事の都合が付くかわからない現状では、なんとも言えません。

 楽しみな一品です。

 

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