SUS303と304

 俗に言う18-8ステンレスの加工についてです。

 普段のカラー制作には303を使っていたので、試しに304で冶具を製作してみました。やはり切削性が悪く、条件を整えなければキリコが帯となってつながり、かなり危険です。今回はたまたまキリコが綺麗に外部へ排出されたため、問題にはなりませんでしたが、場合によっては加工対象に絡み傷がつくため要注意です。そこで、バイトを変え切削条件も変更して綺麗なキリコが出るよに変更しました。

 汎用旋盤は送りを速くすると、キリコが吹っ飛んでくるので結構怖いです。

 アルミも同様なのですが、ステンの切削で1mmも切り込むと熱が凄く、飛んできたキリコで悲惨な目に合うため、今は0.5mmを基準にしています。別件ですが、25mm角のバイトで交換チップのNRは0.4が最小なのでしょうか。小型旋盤用の12mm角のバイトにNR0.2のチップがあり、それを特定の切削に用いていますが、かなり良く削れます。Rが小さいので切削抵抗が小さく、硬い品を削るときにはこちらが有利でした。チップの材質も影響するとは思いますが、今後も研究してみようと思います。

 

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