TRX850のFGが完成
TRXのリアサスが完成して、試乗を行いました。
こちらは交換が主な作業なので、それほど熱心にセットアップを行いませんでしたが、それでも幾つかの問題点を発見しました。
先ず、リアのFGは既に実績があったため、細かいセッティングには困りませんでした。フロントはシングルレートの0.8k程度のバネが入っているとの事で、少々柔らかいとは思いますが、使い方次第で何とかなります。それらの状態から感じたのは、シート高の低さです。あんこ抜きした車両と同様のハンドルの高さ、適切な動作を得ずらい腰の位置が車両の運動性を落としています。
シート高の低さを車高の低さと勘違いして、車高調整などで上げてしまうとフラフラした落ち着きのない動きになり、怖い面も出てくるはずです。もし自分の車両であれば、30mm程度はシート高を上げたいと思います。
FGはFQT11と呼ぶホース連結のリザーブタンクを持ち、車高、イニシャル調整、伸び・圧の減衰を調整可能なフルアジャスタブルです。このモデルは定価税別¥138,000の受注生産としています。リザーブタンクのマウントが目立たないように、マフラーステーの裏側にして純正のような収まりの良さを演出しました。