ZX507とゼンハイザーのHD650で音楽を楽しみつつ、サスやセッティングも考える。
今回はサスペンションとは全く関係ありませんが、私が楽しんでいる機材の話です。
今月の頭に購入したSONYのWALKMAN、NW-ZX507には普段オーディオテクニカのイアフォンで音楽を楽しんでいます。
しかし外出先ではなく、屋内ではヘッドフォンで広がりのある音を聴きくなるのが私の性分。ということで動画編集用に購入したゼンハイザーのHD650とZX507を組み合わせることにしました。
オーディオには詳しくないので、細かい点には言及しませんが、HD650に付属してきた6.3mmプラグから3.5mmに変換して接続すると音量が物足りません。よく「鳴らしきれない」と耳にしていましたが、音量だけでなく全体の量感(それをヴォリュームと言うわけですが)が足りません。
そこで他のDAP(デジタル・オーディオ・プレイヤー)の構成を調べていると、バランス接続の4.4mmの方が力がありそうだという事に気づきました。
という訳でアマゾンでHD650用のバランス接続用のケーブルを購入し試したところ、狙い通りです。音量が最大の120でも物足りなかったのが100程度で十分な響きを得られるようになりました。
ここ最近、ヘッドフォンとイアフォンを試してわかったのは、自分が開放型が好きな点です。ゼンハイザーのモメンタム3やボーズのNC700にSHUREのSRH940のような密閉型は聴き疲れします。これは個人の好き嫌いなので良し悪しではありませんが、開放型の広がりが私の好みだと認識できました。
そう入っても出先で開放型を用いるのは現実的ではないため、自分好みの密閉型も探してみようと思います。
HD650は10年以上も販売され長期の人気を得ているようです。いまでは中古で安価に入手できるので助かります。私もこれは中古で購入しました。
開放型は横から見るとドライヴァがむき出しなので、見れば直ぐにそれと分かります。
冒頭、サスペンションとは関係ない話題、と記しました。ですが実際は物事の根幹は共通しています。聴き疲れしないヘッドフォンは、長距離移動が楽しい(らく)なセッティングにも結びつきます。低音と高音が強調されたドンシャリの音は一発目の印象は格好良いのですが、安っぽさを感じます(と言いつつ、若い頃のギターアンプのセッティングはハイとローが10でミドルは0に限りなく近い設定でした)が、それは柔らかいだけで少しの試乗で乗り心地が良いと錯覚させるセッティングに似ています。
何が一番良いのか?を考え抜いた製品やセッティングに共通するのは、作りての思想を製品から感じ取れる点です。
前述の自身の発言を翻すようですが、求められている音がドンシャリならそれはそれで正解です。ただ私にとっては正解ではなく、安直さを感じさせる。というただそれだけです。
同様に柔らかさを求める層(お客様)がいればそれはそれで正解。しかしお金と時間を掛けてくださる方には「柔らかいサス」ではなく「柔らかく感じるサス」を提供して、求める結果と方法論が同一線上にない事を知ってもらうのが良いと考えます。
しかしオーディオの進化も少しづつ、各部を改良しながら数年を経て、気づいたら大きな差になるように、ダンパーやサスペンションに関しても一度の改善や改良は微小ながら、それらの集合知としてみると数年後に大きな違いになっていると思います。自分自身のセッティングや知識について振り返ってもその様に感じますし、感じるだけでなく実際の部品の組付けにおけるデータなどの違いも如実に現れています。
という訳で、無駄に長くなりましたので本日はこの辺りで失礼いたします。
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[…] ZX507は割と細かく調整できるので助かります。 […]