ビクターのHA-NP35Tという「ながら聞き」イアフォン。
以前にもながら聞きイアフォンのSONY・リンクバッズを紹介しました。
リンクバッズでながら聞きに目覚めたので、より評価の高いビクターのHA-NP35Tを購入したので、それを皆様にも紹介します。
私は現物を観て大きさを確認したかったのでeイヤホンで新品を購入しました。本音ではビクターのHA-FW1500を購入したかったのですが、最近出費が激しいのでグッと堪えました。
話が脇にそれましたので、本題に入ります。
ソニーのリンクバッズでは耳の穴を塞がないものの、耳の穴に差し込むため環境音がやや聞き取りづらいと感じていました。
さらには小さいのは大きな利点ですが、丸っこい形状のためにポロポロと滑り落ちやすく、そこにも難儀していました。バッテリーの持続時間もやや短く、5時間前後で充電が必要となります。
そこでもう少し長時間、充電不要で疲れづらい製品が無いかと思案していたところHA-NP35Tに触手が伸びました。
音質
私の意見ではこの手の製品にそれほどの高音質を求めるのは間違いでしょう。ある程度バランスのよいまとまりのある音質なら、満足します。
そう入っても音質が好みのビクターなので悪くはないと思います。特にカナル型などと違い耳をふさがない完全な開放型なので不快感が一切ありません。
セミオープンのヘッドフォンゼンハイザーのHD650以上の心地よさです。
開放的なのが一番の利点ですし、写真の形状からも分かる通り、耳を塞ぎません。位置としては耳の穴に半分ほど被さる形ですが、かなり浮いているので環境音を全くと言えるほど妨げませんので、安心です。
価格
購入しやすい価格設定にも好感を持ちます。
私がeイヤホンで購入した価格は税込みで¥10,690でした。Amazonでの価格は¥10,800なので送料などを考慮すればAmazonのほうが安いようです。
発売から時間が経過したので、価格が下がってきたとは言えリンクバッズはAmazon価格で¥17,900が新品の最安値なのでかなり違います。
大きさ
購入に際してこれが一番気になる点では無いでしょうか。アクティブノイズキャンセリングを搭載した同社製のHA-FW1000Tと比較してみると写真のとおりです。
厚みは1000Tのほうがあるとは言え、全体的には35Tがかなり大柄に見えます。
ケースの大きさにも当初は驚きました。こぶりなメガネの箱位あります。高さはそれほどでも無いものの、体積はかなり大きい。
ご覧の通りでかなり大きさが違います。正直持ち運ぶのがやや億劫に感じるくらいです。普段は車移動で背嚢を持ち歩いているため、気になりませんがこれを持って電車移動する気にはなりません。その面ではリンクバッズのケースも含めた大きさは評価が高くなります。
大きさ以外の使い勝手、そして電池の持続性を踏まえると甲乙つけがたいので、このあたりは使い方と価値観次第でどちらを選ぶかが決まります。
予想外の良い点
ブルートゥースの接続性が極めて良好です。iPhone12miniで使っているのですが、普段は工場のある敷地内であちらこちらと移動しますし、複数の建物があり屋内、屋外、屋内へと動きます。10メートル以上離れ建物の扉を締めても途切れませんでした。今までのワイアレスイアフォンの中では一番途切れづらい製品です。これは想定外の嬉しい性能です。
音量
リンクバッズも同様ですが、ビクターの製品もそれほど大きく鳴りません。開放型なので音が周囲に漏れるのも問題ですし、難聴に対する配慮もあるようです。
総合評価
購入しやすい価格、音質、接続性の高さなどとても良い品というのが私の評価です。大きさだけ許容できれば、購入を勧めたい品です。
ながら聞きという昨今注目度があがりつつある製品は、今後も伸びると考えます。環境音を聞きつつ音楽や動画を楽しめますし、それだけでなく学習教材を常に聴けるのは価値が高く、私も作業中に経営や会計の学習をしていますが、それだけに集中するわけにはいきませんし、携帯に連絡があってもすぐに対応できるのも利点です。
最近はウェブ会議の数も増えてきましたが、この手のワイアレスイアフォン(ヘッドフォン)は環境音を排除する機能があるため、通話相手にも雑音が少なく会話が成立しやすいのも利点です。
近くもう少し安価なながら聞きイアフォンを試して報告するつもりなので、お待ち下さい。