2017年型ZX-10Rのフロントフォークを改造中。

 自社の試験車両のフロントフォークを改造中です。

 依頼が多く忙しいので、思うように進行しておりませんが亀の歩みで進めております。
 当該車両のフロントフォークにおいてストローク量が少ない原因はトップアウトスプリングが硬すぎて、120mmのストロークの内で実際には100mm以下になっているのが大きな要因です。そして主スプリングの定数は1.2Kgf /mmと飛び抜けて硬い値を用いています。
 これはなぜかと推察するならば硬いトップアウトスプリングでストロークが少ないので、その短いストロークで衝撃吸収を行うとなれば柔いバネでは不十分なのでレートが高くなったのではないか?と勘ぐっております。であればトップアウトを適切な長さと硬さに変更し、さすれば主スプリングの自由度が増すのは自明の理。

 ということでトップアウトは私が寸法と硬さを決めた独自製品がありそれを用いました。主スプリングは9.5Kgf /mmにしようかと思案しております。

 減衰もかなりキツいのでGSX-R1000Rを参考に割と動くように仕立て直しました。という訳で連休中に車体へ組み付けたいと考えています。

 

 

202142819138.JPG202142819210.JPG202142819229.JPG