TZ250のステアリングダンパーをO/H

 なかなか厄介なステアリングダンパーを作業しています。

 90年代のTZ250なのでダンパーのメーカーは現YHSです。分解自体はそれを前提に造られており、難しくありませんがオイルシールが極めて特殊な形状のため、そのまま簡単に作業を終わらせてはくれませんでした。

 現在はロッドを再メッキに出している最中なので、その間にオイルシールを何とかする加工を進めます。

かなり珍しいオイルシールです。

 ステアリングダンパーで減衰調整機能がある場合、オーリンズの様にボディー側にあるものとロッド同軸にある2種類があります。

 後者は外観からは分かりづらいのですが、ロッドが2分割になっており別々の部品です。

ご覧のように分割可能です。

 今回は錆があるのは片側のみでしたが、仮に両方のロッドに錆が発生しているとこれほど小さいのに再メッキの金額は倍になり出費が大きくなります。

 という訳でメンテナンスは早めに行うのが出費を抑える一番の手法だと考えます。

 O/H、ロッド再メッキ、送料等を含め概ね4.6万円でした。 

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