リーマ加工、自作バイト
ハンドリーマをドリルチャックで加えて加工する場合と、テーパーシャンクのマシンリーマで同径の穴を加工した場合を比較してみました。マシンリーマの場合、当社の旋盤では1/100mmほど穴径が大きくなり、実測で6.01mmでした。
ハンドリーマの場合は、実測で6.10mm以上になる場合がありました。リーマ加工とはいえ、下穴の精度が大きく影響するらしいので、そこも無視できません。塗装でも加工でも、結局は下準備と道具が大きな影響を及ぼすようです。物を知らないと、良い結果は得られませんので、これからも学習の日々は続きそうです。
DトラッカーのSGSA14(自社製ロッド)を加工していました。圧入部分の削りを、以前はスローアウェイバイト(チップ交換型)を用いていたのですが、今回は自分で削った完成バイトで行いました。卓上旋盤の時は完成バイトが使いやすかったので、そればかりだったのが活かされ、100分台の寸法がキッチリ出せました。今後はシャンク系の大きな完成バイトで、もう少し刃の形状をを研究してみようと思います。