Bitubo ステダンをオーバーホール

 イタリアはBituboのステアリングダンパーをオーバーホールしました。

 転倒によりボディーが削れ、ガス入れが出来なくなってしまったため、知恵を絞り解決しました。ガス室に丁度はまるスプリングを見つけ、イニシャル量などを調整して嵌めました。最近の欧州製ステアリングダンパーはガス加圧型から、スプリングで圧を掛ける方法が流行なようです。どちらにも一長一短があり、どちらを選ぶかはその時次第です。

 このステダンはダンパー同軸上にガス室を持ち、極めて面倒な構造になるため問題が多いと感じています。初期のハイパープロも同軸型でしたが、現在はリザーブ室を持つ形状に変わっています。そのためこの同軸の仕組みを持つステダンは最近見なくなりました。構造が複雑になり部品点数が増し、リザーブ質の容量も小さいためだと推察します。

 令和4年現在、ビチューボの修理依頼は受付をしておりません。当ブログは観て楽しむ、またはご自分で作業する際の参考にしてください。

 因みに、イタリアではBituboと書いてビトゥーボと読みます。

 

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