FGのFFX、良いのか悪いのか?

 FGのトップモデル、FFXは何が良いのか?

 ツインチューブは他社にもありますから、そこだけを取り上げても意味は有りません。動くピストンとシムが載るピストンの比、オイルシールやブッシュ等の締め代や公差。それらの組み合わせにより、減衰を除いた動きと、減衰により生まれる動きの合算で最終的な作動がきまります。

 先週の鈴鹿テストでライダーの埜口さんは「縁石に乗っても車が前に進む」と評していました。ギャップでも暴れず路面追従性が高いために、車体も暴れないからアクセルを戻す必要がない。私はそのように解釈しています。

 街乗り用にもスズキ・GSX-R600、MVアグスタ・F3、ヤマハ・YZF-R1などにFFXを製作販売しましたが、ネイキッドモデルには試していなかったので、丁度良い試金石として自身のBT1100Bulldog用を造ろうと考えました。

 昨晩のうちに長さ合わせを終え、後は減衰の設定を考えるだけです。バネ定数も純正値はデータがあり、過去に使っていたFGのFQT11、FSM11でもバネ定数を数種ためした結果から、狙いどころは抑えてありますので、シム組以外はほぼ完成していると言えます。

 フロントフォークも部品が揃っていますので、後は組むだけです。かなり楽しみです。

 

 20181018101840.JPG2018101810195.JPG