GPz750

 GPz750のフロントフォークを作業しています。アンチノーズダイブキャンセラーをつけたところ「動きがおかしくなったのでどうにかしたい」との依頼でとりあえず分解したのですが、単なる通路があるだけで油が全く制御されていなかったため、フロントフォークがバネのみで動きが抑制されなく「ふわふわして怖い」という症状となっていました。

 今回は削りで作るのではなく、純正のユニットをオーバーホールして、ブレーキに連動していた部分を簡単な加工でボルトによる任意の位置に固定できる仕組みに変えました。お洒落とは言えませんが実用性は十分です。価格は調整付きキャンセラーと大して変わらないので、販売している型は買ったほうが見栄えがよいと思いますが、その場で何とか形にしたいのと、売り物をただつけるのが嫌だという理由で加工しました。2014102021329.JPG近日中に完成写真と試乗した印象を伝えたいと思います。